心理学を学ぶには大学の心理学部に進まないとだめなの?

心理学部がある大学は多くない

将来、心理学に関する仕事に就きたい、あるいは興味があるので大学で心理学を専攻したいと考えている人もいることでしょう。しかし、日本の大学で心理学部があるところを探してみると、比較的少ないと感じるのではないでしょうか。確かに、心理学部を設置している大学は多くなく、また、同じ心理学部でも大学によって得意な分野とそうでない分野がはっきり分かれているという特徴があります。何故かと言うと、心理学はその幅が広く、すべての範囲を研究している先生は少ないため、大学も広い分野から講師を集めることが困難だという事情があるのです。

例を挙げると、臨床や教育系の心理学を教えている教員が多いところは、社会科学や教育系に強みがあるという特徴があります。従って、自分がどんなジャンルを学びたいのか、大学のホームページをチェックし、カリキュラムや講師の研究テーマなどを調べてみると良いでしょう。

心理学部以外でも心理学を学べる学部がある

大学で心理学部を設置しているところは多くない、と書きましたが、その代わりに、心理学部でなくても他の学部内に心理学コースや心理学科を置いている大学は意外と多いのです。例を挙げると、人文学部や文学部などがその代表例です。

例えば、文学部では、作品を通してその作者の心理や当時の世相、時代背景や人々の心理などを深く考察するために心理学が必要になります。また、経営学部を専攻しても、マーケティング調査のなかで嗜好や群集心理を研究する際に心理学を学ぶこともあるのです。

このように、同じ心理学といってもジャンルが多く幅広い範囲に渡っているため、自分が何に興味があるのか、将来どんな仕事に生かしたいのかなどを明確にしておくのが肝心だと言えるでしょう。

心理学の大学は、多様な心理学の応用分野を専門とする教員が揃っており、カウンセラーなどの心理職を目指している人や、大学院で高度な内容の研究をしたい人にとって身近なものとなっています。